キジバトが来た

庭先のカシの木からガサゴソと音がする。

しばらくみていると、キジバトが枝の茂みの中で、忙しく何やら動いている。

きっと巣作りをしているに違いない!

 

実は数年前にも、キジバトが同じカシの木に巣作りを始めたことがあった。

しかしそれを知らない家族が、その木の茂みにホースで勢いよく水を噴射し、キジバトがあわてて飛び去ったのだった。

それ以来、残念なことにキジバトがその木に帰って来ることはなかった。

今度こそは、無事に卵を産んで、ヒナが巣立って欲しい。

 

このあたりにはキジバトが多い。

「ディーディーポッポー ディーディーポッポー…」という特色ある鳴き声がよく聞こえてくる。

そののんびりとした鳴き声を耳にすると、なぜか心が和む。

子供のころから、聞きなれたものであるからかも知れない。

 

そういえば少し前、ドバトの群れが空き地で餌をついばんでいるところを通りかかった。

草の実でも落ちているのかな…と眺めていると、その中にキジバトが数羽いることに気づいた。

ドバトもキジバトも種の違うものがいることを気にするのでもなく、仲良く餌をついばんでいた。

ほほえましく平和な光景だった。

 

我が家も庭先のキジバトと仲良くやれたらいいなあと思っている。

程よい距離を保ち、下の方でウロウロしている人間が敵ではないことをわかってもらおう。

今年はカシの木の剪定もやめよう。

 

キジバトは今もせっせと、飛び立っては枝をくわえてきて、巣作りに励んでいる。

その様子をときどき窓から眺めている。

キジバトといえば、幸運を運ぶ鳥といわれているらしい。

くわえてきた枝は、一つ一つが小さな幸運だといいな、と妄想するのだった。

 

庭をヒョコヒョコ歩いていた、巣立ったばかりのキジバトのヒナ(数年前の写真です)

 


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